ウクレレはギターよりも小さく手の小さな人でも簡単な曲なら弾きやすいし、場所も取らないので楽器未経験者にはおすすめの楽器です。
ウクレレ初心者のウクレレ選び方のガイドとして、ウクレレ歴3年の私がウクレレ初心者におすすめのウクレレを10本紹介しています。
ウクレレ初心者のウクレレの選びの6ポイント
まず、ウクレレ初心者がウクレレを選びで必要な注目する要素についてお話します。
ウクレレ初心者のウクレレを選ぶポイントは6つあり、それは「大きさ、素材、弦を巻き上げるペグ、エンドピンの
有無、価格、セットか単品か」のポイントを詳しく説明していきます。
サイズ4種類(大きさ順)
一口にウクレレと言っても、さまざまな種類があることをご存知でしょうか?
ここでは一般的に流通している4つのタイプについてお話ししましょう。
まず、ウクレレでは声楽のようにソプラノが音が高くテナーが音が低いということでは
ありません。
ウクレレサイズの呼び方は単に大きさの違いの分類に使われているだけです。
1.ソプラノウクレレ
一番小さいサイズで日本では定番で弦の張りがゆるいので弦が押さえやすく
指が痛くなりにくいです。
全長52~54cm
2.コンサートウクレレ
指の大きい男性向き
全長60cm
特徴は、ソプラノウクレレとテナーウクレレの中間に位置するコンサートウクレレは
ソプラノとテナーの両方の要素を持ちソロにもジャカジャ弾くにも向いています。
それと、ソプラノサイズよりも弦の張りが強いので押さえる力が少し必要です。
私の体験ですが、指の痛さはソプラノウクレレとあまり変わりません。
3.テナーウクレレ
全長67cm
プロがソロ演奏で良く使用して,弦の張りが強いので初心者向きでは無いでしょう。
指は痛くなります。
4.バリトンウクレレ
全長77cm
バリトンウクレレは、ギターの1弦~4弦の調弦が同じで他のウクレレとは違います。
ウクレレ初心者が選ぶべきウクレレのサイズは
ウクレレ初心者は、ソプラノサイズとコンサートサイズの2択です。
手の小さい人や女性向きはソプラノウクレレが弦の張りが緩く、フレットの間隔も狭いので押さえる力が弱くても弾きやすいのでおすすめです。
指の太い人や男性向きはコンサートウクレレが弦の張りがソプラノウクレレよりも強くなりますが気になるほどではなく、それよりもフレットの間隔が広くなるので弦を押さえやすくなり弾きやすいです。
それと、ウクレレ初心者には弦高が低い方が弾きやすいです。(弦高とは、弦とフレットの間隔です。)
12フレット基準で2.5mm~2.8mm(もしくは3.0mm)になります。
概ね、ウクレレ初心者向けのウクレレはこの範囲になっています。
素材(5種類)
ウクレレに使われている素材には代表的なものとして5種類あります。
その素材ごとの特徴や違いをお話ししましょう。
1.ハワイアンコア材
ハワイアンコアとは、マメ科の広葉樹で原産地はハワイ諸島。
色調は、薄褐色で金色の光沢があり木質は硬く加工は難しいが仕上がりは光沢が美しい。
硬くて響きが良いのでウクレレに使われています。
ウクレレ発祥地のハワイアンコア材でウクレレと言えばこのウクレレの音で特徴はコロコロとした乾いた音質。
ハワイアンコア材は現在では希少になっています。
2.マホガニー材
マホガニーとは、センダイ科の広葉樹で産地は中米や南米、色調は淡紅褐色から淡橙褐色で
耐久性に優れていて家具などによく使われています。
現在、多くのウクレレで使われてもいます。
ハワイアンコア材のウクレレよりも柔らかい音質で高低音のバランスが良いので音楽のジャンルを選びません。
3.メイプル材
メイプルとは、カエデ科の落葉広葉樹で原産地はカナダやアメリカ北東部、色調は灰色を
帯びた黄褐色で材質は重硬で緻密、家具や楽器・建築材で使われています。
硬い材質なので、音の響が良いですがあまりウクレレに使われていない。
ハワイアンコア材の入手が難しくなれば、このメイプル材のウクレレが増えるかもしれません。
4.マンゴー材
マンゴーとは、ウルシ科の広葉樹で原産地はインドや東南アジアの熱帯および亜熱帯地方、
色調は薄黄色や薄茶色で材質は適度な硬さ(ハワイアンコアやメイプルよりも軟らかい)で加工をし易くアンティーク調の家具によく使われています。
最近、ハワイアンコア材に代わりウクレレで使われてきているマンゴー材です。
音質は、柔らかくしっとりとした音楽に向いています。
5.スプルース材
スプルースとは、マツ科トウヒ属の常緑針葉樹で原産地は北米大陸で、色調は白色から
黄褐色で材質は軽くて軟くて弾力性があり加工がしやすく建築材にもよく使われています。
楽器ではア、コースティックギターによく使われています。
ウクレレではソロ演奏に向いています。
ウクレレ初心者におすすめの素材は
私のおすすめは、ハワイアンコア材とマホガニー材の2択です。
1番目にマホガニー材をおすすめします。
理由はマホガニー材のウクレレが多いですし、ハワイアンコアよりは
柔らかな音色でどんなジャンルにも適応できます。
2番にハワイアンコア材をおすすめします。
ウクレレと言えば、ハワイと言われるようにこれぞウクレレの音色だからです。
他の3つの素材は、マホガニー材よりも少ないので探すのに手間がかります。
ペグ
ペグとは弦を巻き取る部分のことです。
ストレートペグとギアペグの2種類があります。
ストレートペグとは、表から見えず裏に生えている形でギアがないので少し動かしただけでも音程が変わるので調整が難しいです。
ギアペグは、表から見て横につまみが出ています。
ペグを回すとギアが入っているので少しずつ動くので微調整がしやすいです。
ウクレレ初心者向きのウクレレペグは?
初心者は、絶対にギアペグを選んでください。
ウクレレは、音程が狂いやすいので微調整するにはギアペグの方が簡単です。
エンドピンの有無
エンドピンとは、ウクレレのボディのおしり部分についているストラップをつけるためのピンのことです。
ウクレレには、初めからエンドピンが付いている物と無いのがあります。
ウクレレは、上腕部でボディを挟んで演奏するスタイルで初心者の慣れない内はウクレレが動いて演奏しにくいのでストラップを使うのをおすすめします。
ストラップの詳細は、後述していますのでここでは簡単にお話しします。
ストラップも首掛けタイプと肩掛けタイプがありますが、私は肩掛けタイプがおすすめです。
エンドピンが付いていると、肩掛けタイプのストラップを使えて演奏に集中出来ることが一番のメリットです。
価格
2,000円のオモチャのような物からプロや愛好家が購入しているウクレレのメジャーブランドの100,000円以上の物までと幅広い価格ですが初心者には5,500円~40,000円の価格帯がおすすめです。
セットか単品
セットは、ウクレレ本体以外にクリップチューナー・ストラップ・クロス・教則本などが
入っているのが多いですが、自分が必要な物が揃っているか確認は必要です。
単品販売は本体価格が高いウクレレに多いですが、セット販売もしているので予算に合わせて検討するのも良いかもしれません。
ウクレレ初心者のおすすめ10選
ソプラノウクレレ5選(価格安い順)
1.アリア AU-1(バッグ付き) 5,500円
台湾産
中華ウクレレで、セット売りです。
必要な物が揃っていますが、エンドピンは付いていません。
マホガニー材のウクレレです。
中華ウクレレとは、台湾産です。
2.エルビス U100S (セット) 6,280円
台湾産
中華ウクレレで、セット売りです。
必要な物が揃っていますが、エンドピンは付いていません。
マホガニー材のウクレレです。
中華ウクレレとは、台湾産です。
3.S.Yairi YU-S-01K(ギグケース付属) 8,900円
中国産
アコースティックギターの国産ブランド「ヤイリ」がウクレレでエンドピンは付いていません。
ハワイアンコア材のウクレレです。
セット売りもあります。
国産ブランドでも、ヤイリの仕様で中国で作られています。
4.Famous FS-1G(単品) 20,240円
国産(日本)
国産ウクレレの老舗ブランド「キワヤ商会」のマホガニー材ウクレレです。
国内生産しているウクレレです。
弦高が低くネックも細いのですごく弾きやすいです。
弦も押さえやすくて価格以上の価値があります。
セット売りもあります。
エンドピンは付いていません。
5.Famous FS-5G(単品) 30,800円
国産(日本)
FS-1Gとの一番の違いはハワイアンコア材使用しているので価格が高いです。
多くのウクレレファンからの人気が高いウクレレです。
FS-1Gの上位機種になっているので、全ての面でそれ以上の評価です。
セット売りもあります。
エンドピンは付いていません。
コンサートウクレレ5選
1.アリア AU-1C(バッグ付き) 7,150円
中国産
AU-1のコンサートウクレレです。
AU-1と仕様は同じでサイズが変わっただけです。
コンサートウクレレなので、音量が大きいのが一番の違いです。
2.S.Yiri YU-C-01K(ギグバッグ付属) 8,950円
中国産
YU-S-01Kのコンサートウクレレです。
仕様は、ソプラノウクレレと同じですがエンドピンが付いています。
3.エルビス K-100C (セット) 12,980円
台湾産
U-100Sのコンサートサイズのウクレレです。
仕様はソプラノウクレレと同じです。
4.Famous FC-1G(単品) 36,520円
国産(日本)
FS-1Gのコンサートサイズで仕様はソプラノウクレレと同様です。
音量はソプラノウクレレと大違いです。
5.Famous FC-5G(単品) 41,140円
国産(日本)
FS-5Gのコンサートサイズで仕様はソプラノウクレレと同様です。
こちらはソプラノウクレレより音質、音量とも格段に良いです。
ウクレレはストラップ無しでも弾けますが初心者にはストラップがあった方が良いです。
ストラップ
ウクレレには2種類のストラップがあります。
エンドピン無しで使えるサウンドホール引掛ける首掛けタイプとエンドピンが必要なギターで使っている肩掛けタイプがあります。
首掛けタイプは取り外しが簡単というメリットがあるが片方の手で支えていないと落ちるというデメリットやサウンドホールを傷つけないように保護対策が必要です。
肩掛けタイプは、エンドピンが必要なのでウクレレにエンドピンが付いてないウクレレには穴開けが必要なのがデメリットです。
しかし、メリットとしてはウクレレが安定してストロークがしやすいことです。
私は持っているウクレレには、すべてエンドピンをつけています。
最後に
ウクレレ初心者におすすめするウクレレ10選はいかがでしたか?
ウクレレは、手軽ですぐに始められる楽器でジャンルを選ばずに楽しめます。
私はストラップをつけてジャカジャ弾いたり、ポロローンと優しくつま弾いたりその時の気分で鳴らしています。
ひとりでもウクレレを始める方が増えることが私の喜びです。
コメント